2022.6.1
今から5、6年前に出版された本で、その頃は「マインドフルネス」の本が結構多く出版されていたような気がします。
私は不眠症がきっかけで、その頃Amazonで「自分でできるマインドフルネス」(マークウイリアムズ、ダニーペンマン共著 創元社)を購入しました。
うろ覚えで正しいかどうか分かりませんが、創始者は約50年前に日本の神経症治療施設で座禅を体験し、アメリカに帰って「マインドフルネス」を構築されたと聞いています。もとは日本の座禅です。(ネットで調べると医療行為として始まったのはその頃のようですが、始まりは仏教との繋がりと捉えると随分前からのようです。私の思い込みでしたかね。)
その本のみを読み、付録のCDの音源をスマホに入れて、推奨されている8週間実践して見ました。私の励みが足らないせいもあるのでしょうが、それ程はしっくり来ませんでしたが、何らかの得るものがあったのは事実です。
鬱病などの予防・改善に効果は実証されているそうです。認知症予防にも良いそうです。
とかく我々は雑念にふけり、目の前の事を忘れがちです。「マインドフルネス」とは、それを自分の体の認識から始めて、音や匂い、家から近所、国から世界へ、また人類から全ての生き物への思いへと意識を広げて行く体験をします。宗教的な匂いも感じられるかも知れませんが、そうではありません。
我々は色々な事を無意識に行います。本には自動化と書かれています。良くない訳ではないが、これにより現実の認識に歪みが出てきがちだと。ただこれについては私はよく理解できませんでした。
具体的には、簡単に言えば、「椅子に座り、肩の力を抜いて、できれば目を閉じて、自分の呼吸に意識を集中する事。」これだけです。勿論寝ていても立っていても構いません。
これは自分で体験するしかありません。まずは30分程度の瞑想をします。なれたらもっと時間を増やします。また時間がなければほんの5分でもできます。
あらましを紹介すると、「チョコレート瞑想」と言うものがあります。
チョコレートを食べる時、まずは外観、匂い、手触り、口に入れてからの感触や味、溶けて行く時の感じ、そして余韻をじっくりなど。
また、「ボディースキャン」といって、横になり、呼吸を意識しながら、足の裏から順に頭へと意識を集中して行きます。中々良い気分になります。
次は、ヨガに似ているのでしょうか、立ってから腕や体を曲げたりして、その感じを味わいます。呼吸にも集中しながらです。
それから、座って呼吸に集中しながら、周りの音を分析する事なくただ意識します。
次は、呼吸に集中しながら、浮かんでくる観念をそのままに感じます。またあえて、不安や苦手な観念を浮かべ、その時の不快な体の感じる部分に意識を集中します。深呼吸もします。これは私は中々うまく行きませんでした。
最後に、「思いやり」。呼吸に集中しながら、これを自分に対するものから、ペットへ、家族やご近所、組織の同僚から世界へと広げて行きます。
脳には扁桃体と海馬という部分があり、戦闘態勢やストレスなどがあると扁桃体が大きく膨らみ、逆に心身が安定していると海馬が大きくなると言うことが実証されています。
今回の文章は、この本を読み返す事なく、私の理解した範囲でご紹介しました。
私には「マインドフルネス」は、それ程強力な問題解決の手段ではありませんでしたが、たまに眠れない時など、横になっている時でも、肩の力を抜いて軽く呼吸に意識を集中していると呼吸も深くなり、知らずに眠っている事もあります。
あるいは浮かぶ観念に対しあまり分析したり抵抗しない事も思い出しました。子供の頃は自然にやっていた事でしょう。
この辺の所は体感するしかありませんが、まずは簡単ですので、首の辺りの緊張感を感じたら、軽く鼻のあたりの呼吸を意識して見て下さい。
この方法が気に入ったら、起きた時や寝る前、いつでも瞑想の時間を増やすと何か良い効果があるかも知れません。
(KNK)
KNKさん、いいですね!7月の例会の開始前に皆さんと実践しましょう。よろしくお願いします。
分かりました。
スマホを真ん中において、一度やって見ましょうか!
KHKさんへ
「マインドフルネス」今朝のNHKニュースおはよう日本で、小学校教育にも取り入れられ、改めて見直されているようですね。今後の高齢化社会でのストレスをどう吸収するか 、シニア層にも大事なことだと思いますた。
今度みんなでやってみますか?
CDの音源があるので、10分程度で終わりますよ。
KNKさん、自分でできるマインドフルネス(瞑想)の実践、物事に集中するには「呼吸を整える」という事でしょうか?確かに、睡眠時に若干のストレッチと数回の深呼吸をするとスムーズに入眠することができます。これを実践して続けていくことが大事なのでしょう。よく言われています「継続は力なり、念願は人格を決定す」と。「ストン」とはまるものもあれば、そうでないものも。それぞれが工夫しながら自分に適したもの見つけていくのでしょう。ところで、今日(6月1日)の日経新聞「私の履歴書」は、矢野龍さん(住友林業最高顧問)の第1回目の書きものでした。そこに彼は、友人からの「人生」とはの言葉を自分なりの人生観に言い直して、人は「天命に従い、授かった一つの命を大切にして、『運』と『ご縁』に感謝して生きる」と。今回のKNKさんの投稿は、きっとこんな心境を披露したかったのではと憶測しています。 (myz)
MYZさん、ありがとうございます。
私の場合はマインドフルネスをまずは手段として捉えていて、呼吸を整えようとするとかえってうまく行きません。
ただ、力を抜いて、呼吸に集中するだけです。
また、慈悲深い精神状態の人は、心も安定しているのではと思います。