9)核家族と少子化問題からの「着磁建材」の販売と普及
I社は、建築物の壁面に磁石が付く装飾性壁面材を製造している。最近の住宅では畳部屋が少なく、フロア床部屋の壁面に種々の着磁性機能を存在させれば、種々の用具を張り付け・取り付けて、壁面の活用が高められて、生活も楽しめることができて、又不要の時には着磁用具を剥がしておくことも可能である。その点から着磁装飾性壁面材である創作建材としてデザイン、及び機能の面から興味ある製品として創作されている。しかし販売戦略においてこの商品をすべて自社で製造・販売を推進されるものであり、汎用面で価格、或は使用する箇所などで、大幅な拡大に対しての課題が残されているが。しかし期待される大型製品であることは間違いないので、用途拡大と機能の向上に努められているようである。
一方家具、建具及び装飾建材の需要者の要望からデザイン性と製造面と併せて、用途面での活用方法における改良の余地が残されており、顧客からは非常に関心がもたれている製品であって、それらを考慮して期待される製品の用途に関して開発戦略と販売戦略の構築に加えて、事業拡大への推進に向かっておられているようである。さらに自社製品のブランド化を進め、用途開発と製品の改良を含めた販売戦略を促進されている。
I社自社創作された着磁性化粧建材は、マグネットが付着できる化粧板で、装飾シート材と50~200μmのスチール箔(薄い鉄板)を木質板に張りつけたもので、他社にない装飾的磁着建材であり、製品と製造法での権利化をなしている。また商標権として「ピタパン」「くっつぱん」等の名称も登録されている。さらに改良品に関して着磁力が高い厚鉄板を使用して、しかも防錆効果を示す化粧板製品も開発されており、磁着性を持たない壁面に薄鉄板と化粧シートを粘着剤で貼ることで容易に貼着・脱着できる磁着化粧板になる製品に関する権利化と事業化も付与されている。そのように需要増大の期待が持てる商品として、通常の壁面に容易に貼着・脱着でできる磁着化粧板の商品に仕上げており、普及の一商品となることが予測できる。
本商品は、粘着剤用いて、貼って剥がせるスチール板と表装材になり、自由にマグネットがつく場所をつくる事が出来、しかも壁面などの基体の広さに応じて幅広い基体への着脱可能な磁着化粧シート板材を用いると、その中でもマグネット用具のレイアウトも変更できるもので、マグネット用品と壁面とで、二重に変化に富んだ壁面に変更できるので、部屋の装飾に大きな効果を得る事が出来きて、普及が促進される。この商品は狭い住宅の部屋を明るい雰囲気にして、装飾を変更できて楽しみが増やせるものであった。現代的な住宅の状況でフロア住宅の壁面に有効であり、大きくない住宅の部屋も模様替えで核家族における少子化問題の解決に役立つものになる可能も高いであろう。
10)高齢者介護施設の充実の問題による「着磁福祉家具」の充実
E社は福祉・医療・介護家具の開発で、病室の床頭台を含めて福祉家具を販売促進させるために、表面に意匠・機能を持たせた着磁性家具として、チェスト類にプリント写真を貼り付けた写真付着家具、及びマグネット吸着箱物家具の実用新案の登録を済ませた。さらに機能性を高めることで、有効な箇所に磁着可能な床頭台、ベッド、着磁化粧板を使用した開かない家具、組み立て家具、着磁化粧板遊具、身体障害者でも開閉できる取手を持つ福祉用チェスト家具などの実案の登録も済ませた。福祉関係として介護者用回転椅子に関する意匠も登録した。一方着磁化粧板を利用したテレワーク用パーティション付きデスクの製品に関して実用新案の登録を済ませた。さらに福祉関係の家具の一層の販売促進として家具リース販売方式であるビジネスモデルを構築されている。
一方、磁着家具などを創作されている。また商品の販売には知的財産の取得によって模倣の防止、販売促進させることと併せて、他社の家具メーカーにない商品の創出と自社のブランド化に注力されている。とくに自社の得意である着磁家具を確立されている。これらの開発磁着吸着家具については、幅広く知財を確保して、開発の福祉家具の販売促進の戦略を構築されている。
福祉家具の表面をデザイン性、機能性を持たせた製品のアイデアは面白いが、価格競争力で有利になるように、機能と合わせて価格からも達成されるように仕上げてもらいたい。それらの磁着化粧板を使用した家具を自社ブランド化して、自社製作家具の販売活動を積極的に行っておられるようである。
<完了>