テーマ「私から見た『源氏物語の全体像』」

2024-9-26(進行/記録 AYSA西部部会会員 MYZ)

1.日 時:R6(2024).9.26(木) pm1:30~pm3:45
2.場 所:宇部市市民活動センター2階会議室
3.出席者:MRN,ASD,ATK,USI,KNK,KTM,SMI,HYS,MYZ,MYM(10名) 市民(3名) 合計13名

セミナー

テーマ「私から見た『源氏物語の全体像』」

セミナー準備中の講師;MRN氏

講師:MRN氏(AYSA西部部会会員)

概要

意見交換の様子

物語の全体像をつかむ(詳細はプレゼン資料を参照)

①源氏物語とは ②物語の構成 ③作者 紫式部の事 ④私の素朴な疑問 ⑤光源氏が愛した八人の女官たち ⑥瀬戸内寂聴が絶賛する二つの帖

《補足》 ⑦光源氏関係人物 ⑧人物関係図 (第1/2部) ⑨同 (第3部)

引用・参考文献
Wikipediaから 源氏物語関連事項の活用
瀬戸内寂聴「源氏物語」、 田辺聖子「源氏たまゆら」
NHK Eテレ 光源氏を愛した女官たち(藤井由紀子教授)

意見交換の概要と感想

源氏物語テーマに講話 26日、市民活動センター
宇部日報記事(2024.9.24)

 講師は高校時代に学んだ古文を振り返り、往時、源氏物語についてはほとんど理解できていなかったとのこと。この度はHNK大河ドラマ「光る君へ」が放映されていることで、講師のモットー「いつまでも元気に!」を継続するチャンスととらえこの物語について深堀し紐解き講師がみた源氏物語を会員の皆さんにご披露して頂いた。 会員薄井氏から源氏物語「きりつぼ」「わかむらさき」の原文朗読及び解説の補足説明もあり、会員から様々な意見交換がなされた。特に講師が持ったこの物語の素朴な3つ疑問(①物語の描写に何故発刊禁止にならなかったのか?②古典を読む意義とは?③物語には紫式部の人生観、哲学、信念があると思われるが、それは?)について会員各自の思いを述べた。最後に講師が述べたよう海外でも多くの言語で翻訳されており「千年前の長編宮廷小説『源氏物語』、理性を超えた人間の弱みや性(サガ)をエンタメ風に肯定的に描きあげた紫式部の心の奥深さ・偉大さに感銘したこと。その中で生きとし生けるものが求めやまぬ欲求は人間が存在する限り永遠に続くものだと。まさしく現代ではマズローの5段階欲求がビジネスの世界では応用されていると講話を締めくくった。日本の古文にあまり触れることのない会員にはそれぞれの時代にあった古文があることを改めて認識させていただいた。この度は宇部日報社の広報記事により、市民の方々3名ご参加いただいたことを追記しておく。講師に多謝

テーマ「私から見た『源氏物語の全体像』」」への2件のフィードバック

  1. MRN 返信

    USIさん(KNKさん転写)コメントありがとうございます。私は自分に順番が回ってきたのでプレゼンしたに過ぎないのにこのようにコメントいただくのは汗顔の至りです。ただプレゼンをする効用は、そのテーマに関する個人的関心が 「まるで玉ねぎの皮を一枚一枚剥くように」次々と深まって行くことだと思っています。
    今回のプレゼンの後もちょっとアンテナを高くしてみるとラジオやテレビでは、源氏物語や紫式部に関する番組があちこちで放送されていることが見えてきました。新しく知ったことの例を紹介しますと:
    ① 明石の君の父=明石の入道は元々都の出身で、桐壺更衣=源氏の実母の従妹に当たる人とのこと、それゆえ
     都から来た源氏と自分の娘を結婚させたかった。 (狭い世界での婚姻なんだよね!)
    ② 藤原道長には四人の娘がおり彰子だけでなく他の三人もいずれも歴代の帝や東宮の所に嫁入りさせていた由 
     その中で誰かが男子を産めばいずれ自分は、帝の祖父として実権が握れる。
    (何たる貪欲さ! 道長の権謀術数には呆れるばかり!)etc.

     来年4月には平家物語とのこと。楽しみです。特に吉川英治の人間臭い大衆小説いいですネ。大好きです。
                                         (2024.10.10 MRN拝)

  2. usi 返信

    (このコメントKNKが代行で投稿しています。)
    MRNさん 源氏物語に関するお話をいただき、ありがとうございました。原典・各種の現代語訳・NHKの大河ドラマと、各種資料から作品全を浮き彫りにしたお話を楽しんで聞かせていただきました。私も久しぶりに源氏物語の一部を再読して、想い出に浸ることができました。
    今回は源氏物語と言うことで、一般参加者が3名あり、このような内容なら女性の方も興味を持って参加していただけるのかなと思いました。何時もは会員の方々がベースにしてきた主に自然科学のお話が多いのですが、今回のような文学や古典のような内容を織り交ぜて、西部部会例会の内容の幅を広げることが、会員増強に効果があるのかなと思いました。
    そこで一念発起して、次回の私の担当(多分来年の4月か?)には平家物語のお話をさせていただこうかと考えています。平家物語の原典と、吉川英治の新平家物語からお話の構成を組み立てていこうかと思っています。乞うご期待を。  (USI)

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