FFファイナルファンタジーを長年プレイして来て: 雑感2

「ファイナルファンタジー7 R」の第2作

実はこのゲーム、分作になるとの事。特にこのFFは開発期間が長い。5年位かかる事もある(次回作は4年弱の予定)。高齢者としてはたまったものではない。若い頃は5年など何とも思わないが、我々は待つうちに死んでしまうかも知れない。また声優さんも歳を取り声が変わる。ゲームエンジンを改良して効率化して、せめて2年程度がユーザー側の感覚ではないだろうか。

最近分作は3部作になる事が分かった。それでもトータル10年(?)程度かかるかもしれない。技術の進歩でもう少し早めて欲しいものだ。第2作は「ファイナルファンタジー7 Rebirth」だとの事。しかしこの次回作ゲーム機は最新の「プレーステーション5」PS5でしか遊べない事。そのゲーム機が新型コロナの流行等が原因で半導体不足に陥り、全世界的に入手困難になっている。メーカーは大増産をかけるとの事だが、果たして間に合うか。前代未聞の事態が起こったものだ。

3DCGについて

最後に3DCGとはどのようなものか。私は20年くらい前から、パソコンの三次元ソフトを使った事がある。
伊能忠敬の使った「三角測量」と言うものがあるが、それぞれ縦横の位置が規定できている3点があれば最小の面が定義できる。これに高さの値を与えれば三次元空間に最小面が定義できる。複数の3角形同士の辺を共有させると立体が定義できる。これが「ポリゴン」というものである。
そのポリゴンを細かくして行くと、曲面になって行く。これを使って物体や人物の形を作るのが「モデリング」といわれる作業だ。そしてその表面に画像を貼り付けて行くとリアルな物体が表現できる。
仮想空間にカメラを想定して、そこに集まってくる光線を想定し、逆にカメラから何に反射してどう吸収屈折して行くかを計算して、光点(ピクセル: 現実のテレビ画面を構成する最小単位の画素)の色を決めて行く。「レイトレーシング」(光線追跡法)といい、この作業を通して一枚の絵を仕上げる作業を「レンダリング」と言う。
20年前の個人のパソコンではその作業に数時間かかる事もあった。それが最新のゲーム機ではユーザーが自由に視点を変えたり、移動するたびにあたかもその空間にいるかのように新しい画面を生成する。大変な時代になったものだ。
先に紹介したUnrealEngine5などは、膨大なモデル(物体)や表面のテクスチャーの写真のストックを作っている。現在も収集し続けているらしい。モデリングも今では写真を取るだけで立体画像を取得できる技術ができ上がった。スマホの「顔認証」は赤外線を顔に照射して、一瞬で顔の立体画像を取得しているらしい。

このようにゲーム関連の技術はこれからの社会に大きく組み込まれて行く事は間違いない。それと同時に現実とのかい離が色々問題となって来るのではないかと心配する。人類はこれらをうまく使い分けて暮らして行くのではないだろうか。

(KNK)

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FFファイナルファンタジーを長年プレイして来て: 雑感2」への2件のフィードバック

  1. fy3CI48sE4q_myz 返信

    KNKさん、「FFファイナルファンタジー長年プレイして来て雑感」を拝読しました。この世界の急速な進化の程が良く分かります。楽しんでおられるのが良く分かります。多分、多くの老若男女が新しい自分を見つける手段としてチャレンジされているのでしょう。私は、この世界はアンタッチャブルです。私の性格から、この世界にはまり込んだら抜け出られない怖さが先に立ちます。でも、KNKさんの最後のご提言「このようなゲーム関連の技術はこれからの社会に大きく組み込まれていくことは間違いない」と、「それと同時に現実とのかい離が色々と問題となってくるのではと心配する」、そして「人類は、これらを上手く使い分けて暮らしていくのではないだろうか」と結んでおられる。日々の機微を大事に暮らしているアナログ人間には、中々難しい課題であるが、この変革のスピードに追い付いていけるかどうか、甚だ心配の種でもある。(MYZ)

    • KNK 返信

      ありがとうございます。
      あくまで娯楽ですから、興味を持たれたらまずやってみる事をお勧めします。
      ゲーム機も5万円程度しますが、同機能のパソコンと比べたら圧倒的にお買い得です。
      でもMYZさんの読書を趣味としておられる事、憧れです。中々私にはできる事ではありません。

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