AYSA西部部会 会長挨拶
2022.2.13
AYSA西部部会は、宇部市、山陽小野田市、美祢市にお住いの「企業OB人材の活用」を図る趣旨で2000年5月に活動を開始し、約20数年の歴史を育んできました。
振返りますと、この20年間、日本を取り巻く経済・社会環境は大きく変化してきました。
私たち活動開始時期の地域経済は、90年代後半のバブル崩壊で傷ついた痛みを治す時代に突入し、未だに暗中模索という状況が続いていました。その中で、国をはじめとする地域の経営支援団体は、中堅・中小企業の生産性向上をはかる為の支援策の柱の一つとして「企業OB人材の活用」事業を創設したのです。その趣旨を意気に感じた地元企業OBの有志の方々が、この地域の「優秀な企業OB人材」を発掘し、支援活動と併せて会員の「生き甲斐創り」も生まれる「一石二鳥」を目指してスタートいたしました。この活動を続けていく中で様々な専門・得意分野の方々に会員としてご登録頂きました。これまでの活動は、この地域でのシニア「生き甲斐創り」の礎の一つにもなったと思っております。
しかし、ここ数年間は「企業OB人材」活用の環境は、雇用環境が大きく変化すると共に会員の高齢化により多くの課題を抱えることになりました。そこで、AYSA西部部会では、「人生100年」がキーワードとし、残りの人生を如何に過ごすか、そして、この変化に対応すべく登録頂いている会員のボランティア精神を重視しつつ、セミナー開催と社会活動の2本柱を重点とした事業に変革をいたしました。セミナーでは、会員自らの手作りによる「会員学習型」と外部講師による「会員・市民参加型」又、社会活動では会員による「学習支援」と「シニアによるシニアの為」の「生き甲斐創り」の活動をしております。
下記の基本的な活動「目標」と登録会員の「心構え」を重視し、会員の皆さんとこの不透明な時代を楽しんで事業活動を進めて参りたいと考えております。
AYSA西部部会会長 兼事務局長
宮崎 修五
素人なのであまりいい加減な事は言えませんが、近年の脳研究やMRI、CTなど観測技術の発展で、脳に関して新しい事が分かって来たそうです。
かつては脳細胞は毎日相当の数が消滅して行き、脳機能は年齢とともに衰えて行くばかりと言われてきました。
しかしそうではなく、脳細胞は無限に神経繊維を伸ばし細胞同士が限りなくネットワークを広げて繋がって行く能力がある事が分かって来たのです。
また新しい知見として神経症の治癒やリハビリの原理にその「脳の可塑性」が大きく関与している事が分かって来ました。勿論老化対策にも無関係ではありません。
いまや筋肉や脳の機能は年齢に関係なく鍛えられるといわれています。
もはやテストの点数を気にする必要はありません。本来の好奇心のままに勉強・努力する事もできます。
しかも人間関係を保ちながら、しなやかに力まずに…。